出典:ティク・ナット・ハン著 山岡万里子訳 “あなたに幸福が訪れる 禅的生活のこころ”(アスペクト) (2009年)
P.227~(以下引用です)
気持ちを込めた呼吸
気持ちを込めた呼吸を実践する上で参考にしてほしいのが次の短い詩です。
吸って、吐いて
深く、ゆっくり
静かに、落ち着いて
笑って、手放して
今というとき、すばらしいとき
最初のふたつの言葉「吸って、吐いて」とは、「息を吸うとき、私は自分が息を吸っているのを知っている。息を吐くとき、私は息を吐いていることを知っている」という意味です。
息を吸い込むときには、ただひとつのこと、つまり吸っている息に専念します。すべての雑念を振り払い、ただただその呼吸に専念するのです。
次には同様に、吐く息に専念します。
これが最初の練習です。
心の中で「吸って、吐いて」と言葉を繰り返せば、ずっと呼吸と意識を共にしていられます。
(引用ここまで)
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