2016年6月1日水曜日

【マインドフルネス 実践の紹介】歩く実践

歩く実践をご紹介します:

意識的な歩行をする
【引用した本の情報】(前回と同様です)
題名  : あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ
著者  : ティク・ナット・ハン
訳者  : 塩原通緒
出版社 : アスペクト
発行年 : 2005年
http://www.aspect.jp/isbn/?k=4-7572-1117-1
引用部分: 30ページ~31ページを参考に一部改変


【どんなことか?】
意識的な歩行とは、自分が歩いていることを認識するだけの単純な行為です。


考え事や心配事、未来への不安過去の後悔に意識をそらされることなく、現在のこの瞬間に存在して、自分が踏み出す一歩一歩を完全に認識することです。

一歩踏み出すごとに、あなたは現在の瞬間に到達します。

それだけで現在に到達するのですから、なぜ走る必要があるでしょう?

(中略)

意識的な呼吸と意識的な歩行は、平和の実践を生活に取り入れるための具体的な方法です。

これを用いることにより、有害な感情を和らげ、意識を鎮めて集中させ、自分を現在の瞬間に戻すことができます。

その現在の瞬間にこそ真の人生はあるのです。



【具体的に何をするのか?】
道路を歩いているときも、建物の中に入るときも、部屋の端から端へと移動するだけのときも、つねに自分の足と地面との接触を認識してください。

息を吸っているあいだ、息を吐いているあいだに、自分が何歩進んでいるかを意識してください。

息を吸うときは、心の中で「吸って」とつぶやきながら歩を進めます。
息を吐くときも、「吐いて」とつぶやきながら歩を進めます。

こうした歩きながらの瞑想は、一日中いつでも実践できます。


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